あさから。

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空気公団 「なんとなく今日の為に」 時々「LIVE春愁秋思」

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 アルバム「春愁秋思」より、「なんとなく今日の為に」の紹介。プラス、ライブDVD「LIVE春愁秋思」の話。

 

 

 LIVE春愁秋思





 空気公団 - なんとなく今日の為に


 自分の中で、「これだ!」と思う瞬間が時々ある。
 心に残る様な風景を見た時、誰かと出会った時、何かを考えた時、見た時、聴いた時。

 例えば、それは空気公団のライブDVD、「春愁秋思」を見た時だったりする。

 激しいライブとか、完成度の高いライブよりも、空気公団の映像の方が遥かに興奮した。
 自分の思う音楽の理想が映像として収められている気がした。

 
 あたり前なんてない
 気づかずに過ごしてきました
 毎日はどことなく
 どことなく新しい
 そのとき僕は思うんだ
 (なんとなく今日の為に)


 例えば音や映像のノイズ、環境音、失敗した部分。そう言うものは誰にだって存在している。編集すれば、もっと自分達を綺麗に格好良く映すことは幾らでも出来る。だけど、それよりもあたり前にあることをちゃんと映そうとしているのだな、と感じた。

 色んなこと、どうでもいいことを、誰に言う訳でもなくて、ただふと思う。なんとなく。

 強い言葉だけが、誰かに伝うべきことでもないのだと思う。特に何でもないようなこと、ふと思った小さなこと、さりげないやさしさとか、普段気付かないようなことの方が大切だったりする。

 なんとなく
 なんとなく今日の為に
 生きてきたかもしれないな
 (なんとなく今日の為に)

 

 なんとなくでもいいんじゃないかな。

 

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