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Vanessa Carlton  「Liberman」 感想。

 

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 Vanessa Carltonの5thアルバム「Liberman」の感想です。

 

 

 Liberman



 前作から4年ぶりのニューアルバム。3rdアルバムの「Hero and Thieves」が大傑作で、その後4thアルバムの「Rubbits on the Run」で、進む方向をより深い方へと決めた様に見えた。そこから、5thアルバムはどういう方向へ行くのかと思っていたけれど、思った通りと言うか、さらに森の奥深くへ行ったようなアルバムになっている。

 元々、アルバムのリリース前からライブの中で「次のアルバムの曲」として、かなりの曲数を演奏していた。

 だから、現地のファンのUPしてくれた映像を見ていた自分としては、曲はむしろ聴きなれてしまっていた感じがする。

 
 

 Vanessa Carlton - House Of Seven Swords


 前作から4年の間に結婚して子供が出来て、この曲のMVにもその子が登場している。


 収録曲



1. Take It Easy
2. Willows
3. House Of Seven Swords
4. Operator
5. Blue Pool
6. Nothing Where Something Used to Be
7. Matter Of Time
8. Unlock the Lock
9. River
10. Ascension

 Youtubeの公式チャンネルから、多分全曲聴けると思う。最近の特に洋楽ミュージシャンの傾向として、アルバム出した後、暫くしたら全曲YoutubeにUPしていることが多い気がする。Spotifyとか、配信サービスが沢山ある中で、アルバムの初動の売れ行き以降は、ネットで公開しても変わらない、むしろ宣伝としてプラスになったりするのだろうか。

 1曲ごとの感想とかは書かないのだけど、通して聴いて「遠くへ来ちまったぜ」と言う感じがすごくする。特に、ラストのAscensionなんかは、行く所まで行ってしまった感じ。




 Vanessa Carlton - Ascension


 歌詞もほとんど情景描写だけ。戻って来れなくなりそう。

 
 

 Vanessa Carlton - River(Live)


 そんな中で、Riverと言う曲はすごく気に入っている。今までの流れをくんでいる感じがして、安心する。

 ちなみに、RiverのCD音源はピアノでは無く、ギターのアルペジオメインのアレンジ。ライブではピアノだけど、元の雰囲気を残しつつ、アレンジからピアノと言う彼女自身みたいな存在を薄めることで、違いを出している感じがする。


 

 Vanessa Carlton - River


 Be Not Nobodyからいきなりこっちへ来ると、「なんだこれ」となりかねないので、1,2,3,4と順を追ってアルバムを聴いていくと「なるほど」となるかと思う。逆に、この感じが好きな人が初期の頃の曲に戻ったら、「なにこのポップ」となるかもしれない。

 とりあえず、Riverは良い曲なのでオススメです。