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あさから。

本の感想、音楽の話、思ったことなど。

Vanessa Carlton - A Thousand Miles

 

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 Vanessa Carltonの代表曲「A Thousand Miles」の紹介

 



A Thousand Miles





 Vanessa Carlton - A Thousand Miles

 Vanessa Carltonという名前を知っている人の中で、この曲以外の曲を知らない人が多分9割以上だと思う。それ位に、この曲だけがあまりにも有名で、ONE OK ROCKのTakaとRyotaが一番好きな曲として挙げていて、カバーもしている。




 A Thousand Miles - ONE OK ROCKのカバー版


 確かに、イントロから既に素敵過ぎる。構成がシンプルだからこそ、多分十何年経っても未だに毎日の様にyoutubeにカバーした動画が上がっているのだと思う。本当に、無駄が一切ない感じ。

 曲自体は2002年発表。MVを見ていてもそうだし、1stのBe Not Nobodyを聴いていても思う事だけど、少し不安になる感じが堪らなく良い。この感じは、男性ボーカルだったら多分出せなかったと思う。

 自分で伴奏と歌を一人でやってしまう所も、歌声の幼い感じも全部含めて、「この子の行く先に何が待ち受けていても、それを乗り越えて行けます様に」みたいな気持ちになる。

 その後のアルバムは、年齢を重ねる毎に「強くなってる」と感じる。年齢は僕が10歳下なのだけれど。

 ちなみに、Be Not Nobodyの前のミニアルバム「Rinse」のデモの段階では、「Interlude」(間奏曲)というタイトルだったらしい。タイトルを変えたこともヒットの要因だろうなあと思う。




 Vanessa Carlton - A Thousand Miles (Live 4:27~)


 上の動画が、最近のライブ映像らしい。最初の方暫くトークで、4分27秒から曲に入ってる。

 14年経って、当然声も大人になって歌い方も少しずつ変わる。歌声には、もう不安な感じはなくて、安心して聴いていられる。強い声。歌とピアノとバイオリンだけのシンプルな構成が映える。

 時間によって良さが失われていく曲もあるけれど、時が経って意味が変わってくる曲もある。この曲は後者だと思ってる。

 発表された時は、純粋に切なくてドキドキする曲だったけれど、今の彼女がそれを歌うと、切なさの意味が変わってくる。「あの女の子はもういないんだ」と言う気持ちになる。今ステージに居るのは強くて美しい女性で、見ていて不安になる様な女の子はもう居なくなった。

 だけど、確かにそれは彼女自身の歌で、一瞬、存在しない姿が見える様な気がする。1千マイルの距離では無くて、今は14年の時を越えて。多分、これから先何年経っても、というか年月が経てば経つほど、その切なさは強くて美しくなっていくように思う。

 日本では空気公団がずっと音楽をやってくれているおかげで安心していられるけれど、同じ位に、彼女が何処かで弾いて歌ってくれているだけでとても勇気が出る。高校生の時に偶然ラジオで聴いた曲が、そういう存在になったのは幸運だったと思う。


 A Thousand Milesが収録されている1stアルバム「Be Not Nobody」は傑作なのだけど、個人的には3rdアルバム「Heroes and Thieves」がそれを超える位の大傑作で好き。

 ただ、とにかくこんなにポップで完成された曲も無いと思うので、聴いた事が無い人がいれば一度は聴いてほしい曲。誰が聴いても好きになるようなパワーがあると思う。

 

Be Not Nobody

Be Not Nobody