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あさから。

本の感想、音楽の話、思ったことなど。

一点突破が大切。

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 以前読んだ「ZERO to ONE」と言う本を引っ張りだして、最近また読んだのだけど、「そうだ、一点突破だ」と改めて思った。ネット決済システム「ペイパル」の創業者で、投資家のピーターティールの著書。元々、「ほぼ日」で取り上げられたのをきっかけに読んだのだけど、それについての話など。

目次

 

 ZERO to ONE

 「賛成する人がほとんどいない、大切な真実はなんだろう?」

 ZERO to ONEのテーマにもなっている言葉。元々、「ほぼ日刊糸井新聞」の記事を通して知った書籍。ほぼ日の記事を読むだけでも相当面白いので、まずはそちらを見てみるのがオススメ。

www.1101.com

 この本では、「独占企業と非独占企業はどちらも嘘を吐く」と言う話をしている。独占企業の例として、グーグルを挙げている。

仮に、グーグルは検索エンジン企業だということにしよう。2014年1月時点で、グーグルは検索市場の68%を支配している

 (中略)

今度は、グーグルを多角的テクノロジー企業と見たらどうだろう?そう見てもあながち的外れじゃない。(中略)グローバルなコンピュータ製品の市場規模は9640億ドルなので、グーグルのシェアは0.24%に満たない。独占どころか、プレーヤーとも言えないレベルだ。テクノロジー企業の一社として自分を位置付ければ、グーグルは余計な関心を引かずにすむ。

 (引用:Zero to ONE)

  そして、非独占企業についても、こんなことを書いている。

 たとえば、パロアルトでイギリス料理のレストランを開店するとしよう。「誰もやってないから」というもっともな理由からだ。これなら、市場を「独占」できる。ただし、それは市場がイギリス料理に限定されるならと言う話だ。実際の市場はパロアルトのレストランすべてだとしたら?パロアルトだけではなく、近郊のレストランも全ては入るとしたらどうだろう?

 (中略)

 だけど、一旦立ち止まって、世界中のどんな料理よりもイギリス料理が好きな人が、本当にパロアルトに入るのかを考えてみるべきだ。いないという可能性だって十分にあるのだから。

(引用:Zero to ONE)

  ティールは「競争せずに、独占せよ」と言っている。競争で生まれるのは破壊であり、独占する事が平和な道だと。

 これは例えば音楽の世界でも言える事だ。ビジュアル系バンド、と言うジャンルには詳しくないけれど、プロアマ含めて相当数いる事は知っている。一方で、「ビジュアル系エアバンド」と言うジャンルはゴールデンボンバー以外知らない。と言うか、彼らが自分で作ったジャンルだ。他に競合相手がいないし、出てきたとしても一番手と二番手の間には埋められない差が存在してしまう。

 或いは、「アイドル」も「メタルバンド」も詳しくないけれど相当数いるのは分かる。一方で、「メタル系アイドル」と言うとベビーメタル以外知らない。

 ただし、その2グループとも上のイギリス料理の例の様になった可能性は十分にあった。成功した後だから語れることでもある。

 

 圧倒的なクオリティ

 少し前まで、「面白いなー」と思って読んでいたブログがある。中村あやえもんさんという方のブログで、主に小説だったりイラストレーターだったりのクリエイターを対象に書いていた様な気がする。少し前まで、と言うのは、2016年いっぱいで更新をやめてしまったので、今はたまに昔の記事を読む程度になっている。

 そこで、よく「圧倒的なクオリティ」と言う言葉が登場した。現代において大切なのは、「満遍なくそこそこ良いクオリティの物」ではなく、「殆ど全部が稚拙でも、一点だけ突出したクオリティのもの」である、と言う持論を展開していた。

 

ayaemo.skr.jp

ayaemo.skr.jp

 今の時代、圧倒的なクオリティを持たなければ、売れない時代になりました。というのも、お客は「そのジャンルで最も優れたもの」を楽しむようになったからですね。
 例えば私たちだって、何かを家電でも買おうとする場合、価格.comみたいな価格比較サイトで最安な場所を探すものです。
 他にも、例えば漫画や映画を見たい場合でも、「このジャンルで、まだ自分が見ていない一番有名な作品」とか、「今、一番売れている作品で、まだ自分が見ていない作品」を探して見るようになりました。
 すなわち、情報があふれることで、ナンバーワンの作品を集中的に選ぶようになったわけです。
こうして、「勝者総取り」という傾向が飛躍的に高まったと。

引用:あやえもブログ

   

 一人勝ちの時代

 更に、納税日本一などで有名な事業家の斎藤一人氏も「一人勝ちの時代が来る」と言う話をしています。これは、もう少し前の音声だったと思うけれど。


一人勝ち!!【斎藤一人】

 ピーター・ティール氏も中村あやえもんさんも、斎藤一人さんも全く違う観点で、別々の考え方から、同じ様な結論のことを話している。時代的に「どれもまあそこそこ」って言う状態のものが、淘汰されていく、言っているのだと思う。

 

 得意技を見つける

 スタジオジブリ鈴木敏夫さんがポッドキャストの中で、「得意技を見つける」と言う話をしていた。対談相手の石井プロデューサーが部下だった時に、「お前の得意技は、AさんからBさんに、何かを伝えることだ。だから、それを磨いて、お前の持ってない得意技を持って居る奴を集めて仲間になれ」と言う話をしていたらしい。

 人はやろうと思えば色んな事が出来るけれど、「この一点」と言うのを決めて、それに集中することで、相手にも自分が伝わりやすくなるし、自分でも何をすればいいか分かりやすくなる。「色々出来る人」と言うのは、「結局、どういう人なんだ?」と思われる可能性が高い。

 あやえもんさんのブログの中でも、「自分の苦手な所はテクノロジーに任せて、得意な所に集中する」と言う話をしている。そうじゃないと、圧倒的なクオリティは出せないと。

 それは、「自分で自分を認める」と言うことでもある。最近の自分の中のテーマでもある。迷う時期があっても良いけれど、最終的には自分を認めないといけない。

 そう言えば、昨日は「一つ限界を越えると、他の事もつられていく」っていう話を書こうとしたけど寝ました。また今度書きたい。

 

 ZERO to ONE、まずはほぼ日の記事だけでも読んでみてほしいです。本当面白い。

 それでは。

ゼロ・トゥ・ワン 君はゼロから何を生み出せるか

ゼロ・トゥ・ワン 君はゼロから何を生み出せるか

 

 

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