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あさから。

本の感想、音楽の話、思ったことなど。

【20代に向けて】何処までも、自分の為であれ。

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 このブログ、意図的に「自分自身のこと」を書かないようにしている。それは、感想や思った事をフラットに受け止めてほしいという理由から。自分の年齢性別その他諸々については、なるべく書かないでおくことにしている。

 ただ、珍しく「言いたいこと」が思い浮かんだ。「思ったこと」は書いても書かなくてもいいのだけど、「言いたいこと」は書いておきたい。

目次

  20代

 このブログの読者はほぼ100%が検索から来ていて、「読者数」と言うのも0から変化しないし、恐らく「ジャンルに関係無く、このブログを読んでいる」と言う人は居ないと思う。いるとしたら、小説が更新された時には読むけど、音楽のことは読まないとか、そう言う感じの筈。

 それは狙ってやっていたことで、感想を書いている自分が作品の前に出てくることが無ければ良いと思う。ただ、今回は違う。

 自分は今20代半ば。読者の年齢層は、多分10代後半から20代後半位じゃないかと推測する。その中で、同じ位の年齢層、20代の人に向けて書く。自分に向けて書いている、とも言えるけれど。

 10代までは、かなり本当の意味で「何にでもなれる」時期で、余程酷い事をしなければまだまだどうにでもなる。何処へでも行けるが故に、その為に色んな事を吸収しておく。ピアニストとか野球選手みたいな、小さい頃から毎日何時間も練習して、やっとなれるかどうかという職業もあるけれど、大抵は例えば19歳から目指しても何とかなる。

 それが20代になると、大雑把な意味では「何にでもなれる」のだけど、「なれないもの」も増えてくる。そう言う意味では、20代の前半~半ばまでは「自分は何になりたいのか」「自分はどうありたいのか」「自分は何処へ行きたいのか」をしっかりと考える時期だと思う。高卒なら5~7年位、大卒なら2~3年位働く内に、「自分の進みたいと思う方向」を探す。

 就職と転職

 もし学生の方が読んでいたら参考にしてほしい。高校や大学では、「就職」については説明されるけれど、「転職」のことは説明されない事が多いと思う。だけど、「心からやりたい事があって、その為に高校や大学を選んで、目指す仕事に就く」と言う人ならともかく、大抵の場合は「何となくこっちかな」と言う感じで、学校や職場を選んでいくと思う。そして、それは間違っていない。

 就職の時は、学生の「可能性」を見ている部分が大きい。今まで学生だったのだから、仕事も社会人としての心構えも、分からなくて当然だろう。しかし、「転職」となると、もちろん「可能性」も見てはいるけれど、それに加えて「何が出来るのか」と言うことが大切になってくる。今までやってきたこと、その人の持っている能力を使って、これから何が出来るのだろうか、と。

 先ほど、「20代の半ばまでは自分の進む方向を探す時期だ」と書いたのは、その辺りが大きく進路変更するリミットでもあるから。あくまで、一般的に。

 独立するなら何歳からでも良いけれど、転職、会社を変える時には自分を選んでもらう必要がある。30歳を超えてくると、その人の可能性の部分よりも「今どれだけの能力があるのか」と言うことが重視されてくる。可能性のある人を育てたいなら、もっと若い人を入れれば良いのだから。

 そう言う意味で、20代の半ば~後半にかけてと言う時期は、「この人の可能性に賭けよう」と思ってもらえるラストチャンスでもある。

  向かう先

 なぜ自分が今これを書いているかと言うと、最近向かう方向が決まったから。決まると忙しくなる。恐らく、ブログもあまり更新しなくなると思う。

 「私は何処へ行きたいのか」と言う事について、随分と考えた。恐らく、インターネット上にあるそう言った関係の記事は殆ど読みつくしたし、色んな本も読んだけれど、結局は「偶然」が決め手になった。本当に偶然だ。

 だけど、その偶然を引き寄せたのは「諦め」或いは、「空白」だと思う。

 多分、「見つからない時期」と言うのは、「本当は知っているけど、知らないふりをしている」か、「何かにしがみついている」のだと思う。例えるなら、片足をスタート地点に付けたまま、遠くまで向かおうとするようなこと。

 もし心から「先へ進みたい」と思うのなら、色んな事を諦めてみる。空っぽになってみる。スタート地点に付けた足を離す。

  自分の為

 これは、ある知り合いの話。その人は昔美容師をやっていた。だけど、美容師になりたかった訳じゃなかったらしい。むしろ、美容師のことは嫌いなくらいだった。だけど、偶然「この人は素敵だ」と思える美容師に出会って、「こんな人になれたら良いな」と思って美容師を目指したらしい。

 あと、あるお医者さんの話。その医者は患者を治療することを「自分の為だ」と言う。お金の為とかそう言う意味では無くて、「全力で患者の治療をすることで、自分はより良い自分になっていると信じられる」という意味だと思う。自分を捨てて人を助けることも、最終的には自分の為。

  だから、「何処までも、自分の為であれ」と思う。

 「好きなこと」「楽しいこと」と言うのは一つの指標で、大切なのは「それを続けることで、1年後、自分はより良くなっているだろうか」と言う事だと思う。或いは、「それを続けている自分を好きでいられるか」と言うこと。

 好きなことや楽しいことが、ずっと続けても変わらないならそれで正解だと思う。だけど、もし途中で退屈に変わってしまったら、それを続ける理由が無くなってしまう。

 どんなスポーツ選手でも、引退した後は現役時代の様なトレーニングをしない。と言うことは、練習は好きだからやっている訳じゃない。それを続けることで、自分が良くなると分かっているからやっている。たとえそれが、過酷なことでも。

 おわりに

 自分が表面的に「これが好きな筈だ」と思っていても、心の奥では大して好きでは無い事も多い。だから、時々真剣に考えてみてほしい。自分は、中々「真剣に考える」と言うことの意味が分からなかった。だけど、一度腑に落ちると真剣に考えられるようになる。20代はまだ若さがずっと続くような気がする。でも、一秒ごとに確実に年をとっている。今真剣に考えて悩む事で、10年後に真剣に考えて後悔する事を減らせるかもしれない。

 それでは。