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空気公団 「うつろいゆく街で」MV公開。

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 空気公団のニューアルバム「僕の心に街ができて」より、「うつろいゆく街で」のMVが公開されました。あと、ジャケットも発表されて、あとは発売を待つのみという感じに。さらっと感想とか。

 2分間

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 今日公開されたMV。MVの長さは2分40秒だけど、曲自体は2分18秒くらいで、結構短め。元々、空気公団の曲は短い曲多いけど、思ったよりも短かった。てっきり、4分位かなと。この曲はアルバムのラストナンバーなので、爽やかに終わりそう。

街が色付き始めたこの季節に君に会える
僕はお気に入りの靴を履いてゆくよ

 山崎さんが4月にMVを撮ってた感じのツイートをしてたけど、やっぱり春の風景を映したMV。キャストの2人が主人公ではあるものの、人と風景のバランスが半々位な感じがする。空気公団感溢れるMV。男女の物語を描く、というよりは風景があって、その中にいる二人を撮っている感じ。映像の淡い色が音楽と重なってとてもきれい。

 

戸川さん

 今回のアルバム、ミックスまで空気公団の3人だけでやっているとのことで、ベース・ドラム・ギターは戸川さんが全部やってるんじゃないかと予想。1stアルバム収録の「休日」という曲は、アコギ・エレキ・ベース・ドラム戸川由幸っていう、戸川さんソングになってるけど、今回のアルバムは全曲そんな感じなのかなーと。レコーディング大変そう。

 今回のMVだと、1番サビ後のギターソロが格好良いんだけど、ソロ後の降りてくるピアノとか、相変わらず素晴らしいコーラスとか、オルガンとか。何処かが目立ってるという感じじゃなくて、良いバランス。

 山崎さんは作詞作曲ボーカル・コーラスだから、当然一番目立つところにいるけど、戸川さんがリズム隊含めた曲の大枠を演奏していて、窪田さんが鍵盤楽器とアレンジで色を付けてることで、ちょうど良い三角形になってるというか。

 

うつろいゆく街で

 ショートバージョンの時から聴こえていた歌詞

涙が落ちて靴が濡れたよ
街が涙に包まれた

 よくこんな言葉の選び方出来るなあと思った。涙で街が滲んで見える描写だと思うけど、さらっと、必要以上に感情を乗せずに描いてる。

 今までもそうだったはずだけど、改めて思った。きっと、歌詞に、言葉に強い感情を乗せすぎると曲の描いてる風景を邪魔してしまうんだろうなと。「君は僕をじっと見た」「僕は君を抱きしめる」って言うのも、ただそれだけ。そこに乗せる感情は歌と音楽が描ければいいし、聴いた人が想えばいい。

 公開されたジャケットも、とにかく色を少なくしてる。作品は聴いた人が、見た人が色んなことを思えば良くて、あんまり説明を詰め込み過ぎるとかえって伝わらない。伝うためには隙間がいる。

 

 そんな感じの空気公団MV。5月23日にアルバムが出るので、あとはただ待つのみ。発売まで、もうMVはそんなに見ないでおこうと思う。

 

 それでは!

 

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