空気公団に何があったのか。
突然の発表に驚き。でも、詳しいことも分からないので、現時点で分かることは殆ど何もない。なので、可能性の話で、考えるだけ考えてみるという記事。
※12/16 少し追記しました。
※1/6 続きの記事を書きました。
突然の。
先日、空気公団公式から急にアナウンスが入った。
<空気公団からのお知らせ>
— 空気公団 (@kukikodan_news) December 12, 2018
12/16(日)日本橋三井ホールでの公演をもちまして、現体制での演奏を終了することに致しました。これまで3人編成を支えてくださったみなさんには改めてごあいさつすると共に、投稿をご覧のみなさんに心から感謝申し上げます。どうぞ最後の演奏を見届けにいらしてください。
え?ってなる。
突然過ぎるというか、こういう発表は大体突然なんだけど、それにしても。空気公団って自分たちのペースを大切にしている感じがするから、元々決めていた、というよりも、急に発表せざるを得なくなった、の方が正しいんじゃないかと思う。
12/22(土)に出演を予定しておりました『港町ポリフォニー2018EXTRA』につきまして、空気公団の出演はキャンセルとなります。
— 空気公団 (@kukikodan_news) December 13, 2018
楽しみにしてくださっていた皆様、スタッフの皆様には大変ご迷惑お掛けして誠に申し訳ございません。
「港町ポリフォニー2018EXTRA」https://t.co/CeNblDUmF0
もし、何ヶ月も前からこのタイミングで発表することを決めていたとしたら(それはそれで空気公団らしくないけれど)、出演をキャンセルするライブは組まないはず。
そういう訳で、今後の空気公団について、考えられることを色々書いてみます。
1.メンバー増
一つ目。可能性はかなり低いけれど、3人→4人or5人になるという可能性。以前、4人の空気公団だったこともあったので、別に不思議ではない。ただ、多分これは無いと思う。
理由としては、もしメンバーが増えるのならもう少し喜ばしい感じで発表すると思う。グリンピース君が3人集まって、遠くを見ながら「あれ?」って言ってるイラストUPするとか。その後、グリンピース君が4人になったイラストをUPする、みたいな。
それに、メンバーが増える分にはライブキャンセルしなくて良いはずなので、やっぱり、この可能性は低そう。
2.メンバー減
これが多分、一番可能性としては高い気がする。以前にも4人→3人になったり、3人→2人になったりしてるので、今の3人から戸川さんか窪田さんが抜けて2人体制になる可能性はある。
ただ、仮にそうだったとして、理由は全然分からない。初期の頃も好きだけど、今の3人体制の空気公団の音楽って本当に凛としていて美しいし、強さもあって、素敵だ。
あの3人だから出来てる音で、音楽的な趣味嗜好の違いでそれを止めようとは多分思わない。もしそうだったとしても、急に誰かが「抜けるから今度のライブキャンセルで」って言う話にはならないはず。
だから、もし3人体制が2人(もしくは1人)になるとしたら、誰かが急に「音楽自体を続けられなくなった」みたいな事情じゃないかと思う。健康とか、家族のこととか、色々あるだろうけど。
3.活動休止
山崎 : “グラデーション”という言葉がすごく好きなんですよ。バンドをはじめることは、どういう風にバンドを終わらせるかということも考えていかないといけない。それは解散するということではなくて、バンドは、生みだして育てていく中で、淡いところからすごく強いところまでのグラデーションを描くべきと思ったんですよ
(OTOTOYより)
空気公団って、「解散宣言」はしないバンドだと思う。何となく。山崎さんと戸川さんと窪田さんが集まったら空気公団、という訳じゃなくて、山崎さんたちの作ってきた音楽と、その街が空気公団で、例えば100年後に誰かが空気公団の音に、街に触れて、歌を歌ってみたら、そこから別の新しい空気公団が始まるような感じがする。
だから、ありうるとしたら「活動休止」かな、と思う。ただ、このタイミングで急にって言うのはやっぱり違和感があるから、メンバー減が一番あり得そう。
音楽は。
音楽を続ける、音楽が続くって言うのは奇跡みたいなことだと思う。空気公団の第二期、「メロディ」~「僕の心に街ができて」を振り返ると、よく毎回コンセプトも手法も変えて、それでいて空気公団っていう芯は変えずに更新し続けてるなって思う。同じことを一度もやってない。
空気公団の芯、って言う意味では1stアルバムから一貫していて、メンバーが変わってもそれは揺らがずに続いてる。
People In The Boxってバンドが好きなのだけど、対照的だなあと思う。Vo/Gtの波多野さんが
「この3人で音楽を作っているのがPeople In The Boxっていう、まあ、過去と未来と共通する事実って感じですかね」
自分で、この3人でやることがピープルだ、って決めてるという話をしていて。その意味で、誰かがいなくなったらそこで終わりなのだと思うけど、空気公団に関しては、もし今のメンバーが全員別の人に入れ替わったとして、「空気公団」って言う芯さえぶれなければ大丈夫な感じすらある。個人的な感覚だけど。
もっと良い音楽の形を探して少し休む、みたいなことはあるかもだけど、きっと空気公団が無くなることはないし、山崎さんが表現を止めることも無いと思う。だから、そこは安心して待ってて良いのではないかと。
何はともあれ、続報が無い限り何とも言えないので、とりあえず待ってます。16日のライブで何か言うのかな。
それでは!
追記
ツイッター情報です。戸川さんがツアー千秋楽にて「解散はしない」と明言されていたそう。ただ、詳細は来年になるみたい。どういう形になるのか分からないけど、2019年から空気公団の第三期がスタートするということで、少し前向きな感じになっても良いのではないかと。
ただ、22日のライブをキャンセルしたって言うのがすごく引っかかっていて。
「音楽以外のことが理由で」って予想していたけど、何となく、外れてるような気がしてきた。山崎さんなのか、メンバー全員の意見なのか分からないけれど、初心に戻るようなアルバムを作って、ツアーをやる中で、変わらなきゃいけないっていう気持ちが出て来たのかも。それで、もし変わるんだとしたら、その区切りはツアーの千秋楽にしたくて、中途半端な状態の空気公団では出られないから、22日は急きょキャンセルしたのかな、なんて思った。
だとすると、それを決めたのは最近になってのことなはずで、決意の程も相当に大きいよな、とか。色々思う。仲違いって言う可能性も無くはないけれど。
そんな感じで、どうなるか分からないけれど、第三期の空気公団を待ってます。
追記の追記
空気公団公式、および山崎さんからの発表があったので、続き?みたいな記事を書きました。