あさから。

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People In The Boxツアー「Tabula Rasa」について考える。

 People In The Boxのツアー、「Tabula Rasa」について考える回。

何のツアー?

 少し前にも、「People In The Boxの今後について考える」って記事を書いてたけど、ツアーが発表されたついでに、もう少し考える。

 ワンマンツアー2019「Tabula Rasa」。タイトルの意味とかはさておき、「これは、どういう意味合いのツアー何だろう?」と単純に思った。

 毎回ツアーがある度に札幌に来てくれているから、ここ5回はしっかり観れてる。Wall,Windowのリリースツアー、47都道府県ツアー、Things Discoveredリリースツアー、10周年記念ツアー、そしてKodomo Rengouリリースツアー。ツアーがゲシュタルト崩壊しそう。

 で、今回。規模としては普段と同じようなツアーだけど、特に「これのための」みたいなのが無い。それは別に悪いと思わないし、むしろ良いと思う。ただ、People In The Boxってバンド(というか、どちらかと言うと波多野さん)は、音源にしてもライブにしても、何かしら明確な意味を持って挑んでる印象があるから、それが何なのだろう、と単純に思う。

 

Tabula Rasa

経験主義の比喩。原義はラテン語で「磨いた板」の意味。人は生まれたときには何も書いていない板のように何も知らず、後の経験によって知識を得ていくというものである。(Wikipedia「タブラ・ラーサ」より)

 ツアータイトルをググってみると、しっかり日本語でも「タブラ・ラーサ」って言葉が見つかった。人は生まれた時には何も知らなくて、経験によって知識を得ていく。

 ということは、「何のツアー?」って思ったのは多分正しくて、今の所、何かしらの意味を持ったツアーじゃない。16公演を重ねることで、そのツアーの意味を形にしていくって言うコンセプトなんだと思う。

 ここから、2つの説を思い付く。

 1個目は、この言葉ありきで、そのコンセプトを元にツアーを組んだ説。

 2つ目は、「とりあえず特にリリースとかないけど、ツアーをやろう!」ってなって、波多野さんが上手い言葉を見つけた説。

 個人的には後者の方がお茶目で良い。Weather Report演奏した「Architecture」ってライブも、「とりあえず汎用性の高いタイトルにして、内容は後で決めた」ってインスタライブで語ってたし。

 ちなみに、Things Discoveredってタイトルは2枚組の1枚目をDiscovered盤、2枚目を何か別の名前にする予定で、波多野さんが「まあ思い付くだろう」と思ってたら思いつかなかったらしい。お茶目。

 

2段階

 ライブに来てくれるのは当然嬉しいのだけど、個人的に今よりも2段階くらい知名度が広がってほしい。

 なんか、色々あれやったら、これやったら、みたいなのはあるけど、それよりも自分で広める活動すれば良いのでは?と思ったので、これからなんかやろうかと思った。前々からカバーはしたいなーと思ってたので、それとか。あとは、何だろう、もうちょいちゃんと紹介記事とか書いた方が良いのだろうか。

 とりあえず、多分札幌来たら行くので、10月に感想書く予定です。そんな感じのPeople In The Boxの話でした。5日目。

 それでは!