あさから。

本の感想、音楽の話、思ったことなど。

録音した自分の声が嫌い?

 自分の声が嫌いって人が結構いる。歌ったり、話したのを録音して聴いた時に、「え、こんな声なの?」ってなったことは誰でもあるはず。

 最近、自分の声との向き合い方を考えてたら、色々思う事があったので、メモとしてまとめておく。

 

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 RADWIMPS野田洋次郎と、ONE OK ROCKのTakaの対談。冒頭で、野田洋次郎が「自分の声が好きじゃなかった」って話をしてる。歌うのは好きだけど、自分の声はずっと嫌いだったと。

 それが、色んな人に「あなたの声が好き」とか、褒めてもらったりしているうちに、少しずつ好きになっていったみたい。自分にはこの声しかないけど、じゃあ、どういう使い方が出来るだろう?とか。

 

 それと、最近見た動画。

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 今話題のボイストレーナーしらスタさん。

 この動画で、「自分の歌を録音して聴くのが一番良い練習方法だけど、時々、それをやって下手になっていく人がいる」って話をしてる。

 その理由が、「自分の下手な部分ばかり聞いて、そこを直そうとするから、逆に下手な部分を無意識に真似てしまう」ということ。

 だから、録音したら、とにかく「上手く歌えた所」を何回も繰り返して聴けって言ってるんだけど、それを聞いて高校生の時やってたことを思い出した。

 

 高校1年の時に、デジカメが必要になって(当時はスマホとか無い)、2,3万で買ってきた。そのデジカメに録音機能も付いてて、ある日、試しに自分の歌を録音してみた。そうすると、「うわ、何この声」って案の定なった。

 そこで止めたら、それで終わりだったんだけど、その後も時々歌って聴いて「変な声―」って言うのを暫く繰り返してた。そうしたら、たまーに、10回20回歌って1回位、「何か、聴いてて悪くねーな」って言う時があった。

 

 その良い時と悪い時の差が何なのかは分からなかったけど、「この、良い時を安定して出せるようになりたい」って思って、そこから色々試行錯誤を始めた。色んな所に力を入れてみたり、色んな人の真似してみたり、逆に力抜いてみたり。

 それを何年かやってたら、段々自分の声というか、身体の使い方が分かってきて、なんとなく「あ、今はいい声出てるな」とか、「今は全然ダメだ」って言うのが、録音して聴かなくても分かるようになった。

 

 それで、時間を今に戻すけど、最近自分の声を録音して聴いて、やっぱり「1曲通して全部好き」って言うことは無いって思った。

 昔に比べたら、嫌いな部分は減ってはいるけど、ゼロにはならない。きっと、そういうものだし、それで良いんだと思う。

 5分の曲だったら、歌ってる所が4分あったとして、「ここはすごく好き!」って部分は、10秒~20秒あれば良いんじゃないかと思う。「好き」「どっちかというと好き」も含めて、1分~2分。残りは「普通」「どっちかというと嫌い」「嫌い」。みたいな感じで。

 

 なんか、「自分の声が嫌い」って言うのは、ひとくくりにしない方が良い。それって、逆に過大評価してる。どんな人のどんな声でも、何かの条件下ではメチャクチャ良い声になり得る。ロックは合わないけど、演歌だと凄く良いとか、歌うと変だけど、話すと良いとか。

 しらスタさんの解説が人気なのって、色んな人の歌い方、人それぞれ違うけど、どんな人でも「ここが良い」って褒めてるからだと思う。それで、無意識に自分の良い所も褒められてる感覚になれるんじゃないかな、って。

 

 自分もまだまだ声を上手く使い切れてないけど、逆に言うと、まだまだ良くなる余地があるとも思う。その人の持ってる声、しっかりと磨き切ったら絶対に何かしらの魅力は出てくるはず。それに、自分にとってあんまり良くない声でも、他の人が聞いたら良いって思う事も沢山ある。野田洋次郎がそうだったみたいに。

 

 自宅待機してる間、思い付きでカバー始めたけど、良かったなって思う。勿論、元の曲が良いって言う大大大前提はあるんだけど、それでも、歌ったのを聴いて「優しい気持ちになる」とか、「この曲が好きになった」とか言ってもらえて、「あ、そんなこともあるんだ」って思った。

 自分の声が良いか悪いかは、分からないけど、そう言ってくれる人がいるなら、もっと良い感じで歌えるように声を大事にしようって思った。それに、自分は人の声の良い所を見つけて、その人に伝えたいなって。

 

 そんな感じで声の話でした。自分の声を、好きにならなくて良いけど、「全部嫌い」って人が1人でもいなくなったら嬉しい。

 

 それでは!