空気公団 「ポロンちゃん」
シングル「夕暮れ電車に飛び乗れ」より、「ポロンちゃん」の紹介。
ポロンちゃん
空気公団のSoundCloudと言うのがある。曲は少なくて、音声が多め。その中に、以前「ポロンちゃん」と「猫になる」があった(2015/11/1の時点では)。
書き直している2016/12/20現在は、トラックが削除されてしまっているので音源なしの記事になってしまうけれど、興味を持ってもらえたら良いなと思い、記事は残しておくことにします。
ポロンちゃん、空気公団のFacebookでゆかりさんの言葉と、歌詞が載っている。
www.facebook.com
「ポロンちゃんは「涙」を指しています。
男女が、ビルの屋上にて互いを見つめているシーンです。
彼らの目には自分が映り込み、同じ感情を抱いていることを知ります。
それが、~心のひとつが見える~となります。
涙は手のひらに落ちました。
その瞬間だけポロンちゃんが現れます。
ポロンちゃんは人の心のひとつというわけです」
山崎さんは、結構歌詞のことを詳しく説明してくれることが多い。それはきっと、書いている歌詞にそれぞれ主人公がいて、「ぼく」も「わたし」も、山崎さんとイコールではないよ、ということから来ているのだと思う。
君の目を見る
僕も同じだよ
こんな日は会えると思うから
待っていよう
ポロンポロン
言葉に隠された
心のひとつが見える
ポロンポロン
夜の街が揺れて
柔らかな風に歌ってる
ポロンポロン
二人に聞こえてる
心のひとつが見える
ポロンポロン
夜の街が揺れて
寄り添った手に光っていた
空気公団の曲はもちろん元になっているコードとメロディが良いのは確かなのだけど、どの楽器も、その曲にとって一番いい音を鳴らそうとしている気がする。例えば、それがもし鳴らさないことなら、迷わずそうするような。
最初のボーカル、ドラム、ピアノだけの構成に、サビの前でベースが入って、サビでギターが入ってきて、ピアノも低音のコード中心の演奏から、高音の色を付けるような音になって広がりが生まれてる。「ポロンポロン」の所で入ってくるギターの音が優しくて気持ちいい。その後、また、静かなピアノとドラムだけになって、間奏でシンセが入って、オルガンの音が入って来て。
昔も今も、空気公団の鍵盤パートは優しくて好き。