あさから。

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Vanessa Carlton - The One

 

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 3rdアルバム「Heroes and Thieves」より、The Oneの紹介です。
 A Thousand Miles以上に、もしかしたらVanessa Carltonの曲の中で一番好きかもしれない。

 



 The One




Vanessa Carlton - The One


 3rdアルバムHeroes and Thieves収録のThe One。

 意味が分からずに聴いていても、切なさだけは伝わってくる。

 歌詞は女の子の失恋をテーマにしていて、昔の恋人がステージで演奏するのを見ているシーンで終わる。


  Time is always passing by
 And still I have to wonder why
 You can't come to tell me I'm the one

 時間はいつも過ぎ去っていくのに
 私はまだ考えないといけない
 どうしてあなたが来て「君なんだ」って言ってくれないのか
 (The One)


 好きなフレーズが沢山ある。


 I feel the time pass away
 But in my songs you will always stay
 I don't need you to tell me I'm the one
 I don't need you to tell me I'm the one

 You'll never know that I was the one

 時が過ぎていくのを感じる
 だけど、私の歌の中にいつまでもあなたがいる
 「君なんだ」って言ってくれなくていい
 言ってくれなくていい

 あなたは決して知ることはないんだろうな 
 私があなたをどれだけ想っていたかなんて
 (The One)


 Vanessa Carltonの曲の中でも、飛びぬけて切ない曲。ここまで、切ない感じをはっきりと歌ってる曲も他に無い気がする。The Oneって言う言い方も英語だから出来ることで、日本語に訳すとどうしても意訳になってしまう。最後のthe oneは、それまでの歌の全部をひっくるめた様なイメージ。

 A Thousand Milesは確かに名曲だけど、それと並んで評価されても良い位の、Vanessa Carltonの前半の集大成みたいな曲だと思ってる。

 多分、僕は中性的な女性ボーカルが好きなのだと思う。必要以上に女性であることにこだわらない、という感じ。

 Vanessa Carltonバイセクシャルを公言していて、アメリカのテレビでその事について話してるのをYoutubeで見た。
バイセクシャルな事はどうでもいい。

 自分の中から出てきた感覚を、そのまま受け止めて外に出せるような人。「これは私じゃない」と突っぱねるのではなくて、例えば、凄く女性らしい部分が出てきたとしても、あるいはその逆だったとしても、そのまま受け止められるような人。そういう感じがする。

 



 Vanessa Carlton - The One (Stevie NicksとのLive 1:36~)


 コーラスにStevie Nicksが参加している。親交が深いらしい。Nolita Fairytaleの歌詞にもちらっと登場。

 3rdアルバムの曲は、The Oneも含めて名曲揃いなので、是非とも聴いてみてほしいです。