あさから。

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【音楽】今年聴いた曲 5選!

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 2018年も終わりということで、今年の5曲を選んでみました。全部邦楽。何となく、雰囲気の近い曲でまとまったなーという感じがする。

 今年の曲5選

1.忘れっぽい天使 / 中村佳穂

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 「2018年は中村佳穂の年だった」って言っても、そんなに間違いじゃない位に、現在進行形で話題になり続けてる。アルバムも良いんだけど、やっぱり、このライブ映像見た時の衝撃が大きかった。音楽って、「音を楽しむ」と書くけど、それを文字通り体現してるなあと思う。

 良い音楽に一番必要なことって、演奏してる本人たちが楽しんでること、だ。楽しいって言う言葉にも色んな意味があるから、人それぞれの感じ方によって「楽しい」って言葉を使うべきか微妙な所ではある。あるけど、彼女の歌う姿を見てると、「そっか、音を楽しむだよな」って思ってしまう。一緒に歌いたくなる。

 そういえば、この前映画「ボヘミアンラプソディ」を見て来たけど、クイーンのフレディの歌声も、聴いてて歌いたくなる声だと思う。たまに、そういう歌を歌う人がいて、何が違うんだろうなって思った。ただ上手いとか、心に響くとかじゃなくて、一緒に歌いたくなるって、何かしらのパワーがあるのは間違いないと思うけど。

 そんな感じの中村佳穂。2つ下の女の子にすごい影響受けてます。

 「忘れっぽい天使」と書いたけど、続いて「そのいのち」って曲もやってるので、そちらも是非。ちなみに、ライブ版とアルバム収録版の「忘れっぽい天使」、同じ曲だけど全然違う。アルバムの方が、より天使っぽい。どっちも好きだけど。「Shooting shower~」の所のメロディ、ここ数年で一番好きかもしれない。

 

2.かみさま / People In The Box

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 2月にアルバム「Kodomo Rengou」がリリースされたPeople In The Box。この曲「かみさま」は、最初に聴いたのが去年の12月のライブで、最後の曲としてやってた。後半、ほとんど声が出てない状態で歌い切って、アンコール無しで終わったライブ。その後、近い日程のライブをインスト曲のアレンジで演奏するっていう後日談も。

 やさしい曲だなあ、と思う。どういう曲なのか、はっきりとは分からないけど。「大丈夫、こわくないから、いってらっしゃい」って言う曲かな、と思ってる。そろそろライブDVD出してほしい。あと、ライブ会場で売ってた「棒」1000本売り切れたそう。皆、どうしてるのか。うちの棒はPCの横に置いてあります。

 

3.うつろいゆく街で / 空気公団

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 アルバム「僕の心に街ができて」より。空気公団、どうなるんだろう。と思いつつ、それはそれとして、やっぱり良い曲。ベースの戸川さんのギターソロが輝いてる。

 「メロディ」から今の第二期空気公団の音楽になったけど、やっぱり今の3人って奇跡的な3人だった。それまでの「フワッとした空気感」に、アルバム毎の強い芯が加わったのが第二期の空気公団で、それが続いていたのも当たり前じゃないんだよな、って改めて思った。本当に、本当に毎回すごい作品だった。来年からの空気公団、どうなるか分からないけど、楽しみにしてる。

 

4.話がしたいよ / BUMP OF CHICKEN

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 ここ数年のバンプの曲の中で、一番良いんじゃないかと思ってる。そして、一体何曲出すんだって位新曲発表しまくってるけど、アルバムの情報が全然出ない。

 藤原基央の持ってる言葉の強さ、根源的な生の肯定って何処から来てるんだろう。バンプを聴くたびに思う。1stアルバムの頃から既にあって、どんな後ろ向きな歌を歌っても溢れ出てる。強い声。

 

5.光の中へ / odol

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 最後はodolの「光の中へ」。アルバム「往来するもの」を最初に通して聴いて、一番気に入ったのもこの曲。空気感を演奏してるバンドが好きで、odolの音楽が正にそれで、とても良い。このバンドサウンドに、この歌詞が乗ってるのが良くて。先に曲もアレンジも出来上がって、その音像から言葉を探してるのかなーと思う。作詞と作曲の担当が別だから、どんな手順で作ってるんだろうって気になる。

 アルバムの話を少しだけ。印象の話だけど、TO BE CONTINUED的な、孵化する直前というか、次回作がヤバいことになりそうな予感を感じた。前作の「YEARS」で、一段落というか完成した感があったのを、また壊して色んな形を試してるような。次のアルバムがどうなるか分からないけど、今広がってる感じを何か一つの芯でまとめ上げたら、ものすごい作品になると思う。良い曲ばかりなんだけど、それよりも聴き終わった時の「あ、続くんだ」っていうのが印象的だった。

 

番外編

ここから番外編。

1.うらめしや / Eulalie

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 京都のシンガーソングライター、というかエレキ弾き語り女子のEulalie。すごい面白いブログ書く子をフォローしたら、すごく面白い曲も作ってた。この「うらめしや」という曲、うちのギタリストに好評だった。

 ちなみにライブ映像(うらめしやは10:50~)。

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 そのギタリストにこちらも見せたところ、「ライジングサンの小さいテントで、真夜中にやってたら俺は見惚れる」という謎の誉め言葉をいただきました。この独自スタイルを貫いて、再来年辺りにブレイクしてほしい。

 

2.通り雨 / Calm In Rain

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 最後は自分たちの曲を紹介して終わりにします(ダイレクトマーケティング!)。「三月」って曲も気に入ってるけど、前に紹介する記事を書いてたので、別の曲で。最初と最後に近所の公園の音を入れていて、その風景感が気に入ってる。

 他の曲もサウンドクラウドにあるので、良かったら是非。

 

 そんな感じの、今年聴いた曲でした。来年も良い音楽に出会えますように。

 

 それでは!