【制作メモ】MV製作の話の続き。3歩くらい進む。
前回の記事の続き。MV製作、微妙に前進してるという話。
ブログ
最近、これといって「これは書かなきゃいけねーな」ってなることが無くて、音楽と本の話を書いていくブログの筈が、何か謎な感じにシフトしつつあるけれど、何かあれば書くので、今のところはこんな感じで。
そういえば、People In The Boxの「ニムロッド」をタイトルにした小説が芥川賞取ったらしい。感想書くかどうかは置いといて、年内に読みたい。
後は、「師匠シリーズ」っていうホラーの話が好きで、作者の出してる同人誌の10巻をネット通販で買って最近読んだり。相変わらず面白い。家に1,3,4,6,7,10巻があって、たまーに在庫を見つけたら即買うようにしてるけど、中々間が埋まらない。
関係ない話はこの位で。
MVについて考える
「MVって何?」ってここ1か月位ずーっと考えていて。正確には「良いMVって何?」が正しいかも。多分、「良い歌詞って何?」っていう問いに似てる。音と映像って殆ど関係ないし、メロディと歌詞も関係ない。
歌詞の話をすると、「音で説明出来てる所は、あえて言葉にしない」みたいなのが好きで、多分People In The Boxの波多野さんとかも意識してるんじゃないかと思う。
冷たい音、機械的な音、柔らかい音、悲しい音、楽しい音、ギターでもピアノでもシンセでも、音だけで結構色々表現できる。だから、冷たい音をしっかり鳴らせているのに、歌詞でも「冷たい」って入れるのは余計な感じがする、とかそういう話。それなら、どんな風に冷たいかとか、場面とかを歌詞にした方が、音と合わさって良い感じになる。
ただ、これは「空気感を鳴らしてるバンドが好き」っていう自分の大前提があった上での話で、直球ドストレートのロックバンドとかパンクバンドなら、また全然話が変わってくる。好みの問題。
MVの話に戻ると、音と映像がしっかり同期してるのも良いけど、空気感を出すことを考えたら、「あんまり関係ない映像」の方が良いな、と思った。それで、例えば。
こんな感じのMVが好きなんだけど、何が良いのかを考えてた。両方とも曲自体がメチャクチャ良いって言うのはあるけど、「街が流れてく感じ」が好きなのかなと思った。寂しくないというか、生きてる感じ、と言うか。
空気公団の日本の風景も、トクマルさんの(多分)アメリカの風景も、音楽がそこで生きてる感じがして良い。元々、空気公団の音楽って日常へ溢れてくるような感じがあって、そこが大好きだけど、このMVはその色が強い。
ただ、両方実写で街の風景を撮ってるから、絵で描いてるMVってないかなーと探してた。それで、見つけたのが
アニメ!本編知らないけど、なんかすごく雰囲気良いエンディング。
ゾンビのアイドルの物語らしい(自分でも何言ってるか良く分からない)けど、ゾンビ犬?みたいなのが水彩絵の中にポツンといて、こんな感じで、場面を変えながら、人を描いて、ふわっと物語性が出るくらいのバランスに出来たら良いなーと思った。
そこで大きな問題が。
イラストで街の風景を自在に描けるくらいの画力は自分にないし、あったとして時間が掛かり過ぎる、ということ。多分、MV1本につき、少なくても20~30、多くて50~60位描かなきゃいけなくなりそう。
例えば1枚2時間で描いたとして、50枚なら100時間。プラスで色々他にも手間が掛かると考えると、「MV作りに時間が掛かり過ぎて、音楽が作れない」という本末転倒な感じになりそうだったので、時間短縮出来ないか色々調べる。
というか、背景少し描いてみたけど、あまり気が乗らない。人を描いてるのはたのしいんだけど、っていう問題も発生。
クリスタと背景
そういえば、クリスタ体験版の期限が切れたので、製品版になりました。5000円。
「背景・描き方」とかで検索していくと、Photoshopで写真加工して、水彩画っぽく見せる方法が紹介されていて、クリスタで出来る方法ないかなーと調べていくと
【背景】「写真を加工してイラスト背景っぽくするメイキング」漫画/基本腐 [pixiv]
あった。
Photoshopの方が色々出来るっぽいけど、値段が高い。ここで紹介してるやり方だと、クリスタでもそれっぽい感じに出来た。
ちなみに、今回試しに使ってみた写真はこちら。
自分がよく行く神社の風景。前に撮った写真。これを20分位加工すると、
そこそこ良い感じに。そこに、手描きで人を描き足すと、
こんな感じに。小さくて見えにくいけど。
これを描き終わった時に、何となく今後の制作の手順というか、道筋が見えた感じがした。街を歩いて風景写真を沢山撮って、その繋がりで物語を何となく考える。後は、写真加工と人とか物の描き足しで、イラストに変えていく、と言う感じ。
書くと簡単そうだけど、背景の作業量が減ったとはいえ作業量自体は結構多そう。でも、1から手描きしていくのに比べると圧倒的に効率は良くなってるし、何より「空気感を出す」っていう目的に対して、実際の街の感じを残しておけるのはかなりメリットが大きい。
あとは、もう少し人を上手く描けるようにするのと、パースを勉強しておかないと、「なんか人が浮いてる!」ってことに絶対なりそうなので、その辺りが課題。
一つ問題があるとすれば、例えば自分の住んでる所は札幌だけど、今外に出たら雪景色が広がってるので、夏の曲の風景は夏まで待たないと撮れない、ということ。ただ、それは今後写真を撮り溜めていけば良い話なので、そんなに気にしなくても良いかなと思う。
そんな感じで、まだ実作業には入ってないけど、3歩くらい進んで、もう少しで実際の制作に取り掛かれそうな感じになってきた。
また何かあったら書いていきます。
それでは!