波多野裕文「すばる9月号」対談の話など。
暫く何も書いてないので、最近のことを色々と。
本とか。
最近は結構本を読んでる気がする。けど、数えてみるとそうでもなかった。
小説だと、米澤穂信さんの「さよなら妖精」「王とサーカス」を続けて読了。その内、忘れないうちに感想書けたら。個人的には「さよなら妖精」の方が好きで、元々古典部シリーズの物語として書いてたって言うのもちょっと驚き。確かに、読んでて登場人物が重なった。
古典部シリーズと言えば、京都アニメーションの「氷菓」を作った監督と作画監督の方が亡くなられたということで。今まで見たアニメ、数としては大して多くないけど、一番好きなのが「氷菓」だったので、結構ショックだった。
あと、「青の数学」の話。出てすぐのタイミングで読んで、その勢いで感想を書いたのが2年前位?だけど、夏休みの時期になるとメチャクチャアクセス数が伸びる。恐らく、読書感想文の課題図書とかになってるんじゃないか、と予想。「こんなん全然参考にならんぞ!」と言いたい。元々、感想も上下にする予定で、上だけ書いて満足してしまって、未だに下を書いてなかったり。でも、全国の中高生全員に読ませるべき小説だとは思う。
「すばる」と波多野さん
あとは、People In The Boxの波多野さんが対談で出てる「すばる9月号」も買ってきて読んでみた。本屋で1冊しか無くて、明らかに「これ、結構立ち読みされてるよなー」という感じの1冊だったけど、「まあ、ピープルファンが読んでるなら」という感じでレジへ。
橋本絵莉子波多野裕文っていうユニットの、同名タイトルのアルバムに、「波多野語録」ってのがついているんだけど、それを思い出した。
いやいや、変拍子は数えちゃ負けなんですよ。
―波多野 裕文
逆に、「その曲で何が言いたいか」というようなことをわかって書いてしまうと、全然いい結果にならないんですよ。
―波多野 裕文
等々。あと、歌詞書くタイミングが本当に最後の最後(音像が確定した後)っていうのが、なるほどなーってなった。音楽を言葉で狭めてしまわないために、最後の最後に書くっていう。意識的にそうしてる人って、恐らくほとんどいないのでは。
あと、ああ、やっぱりって思ったのが。
(昔のアルバムを自分では聴けないが、ライブで演奏するってことを指摘されて)
波多野:あれはカバーみたいなものですよ。(中略)別人が頑張って書いたものを解釈して演奏している感じというか。
People In The Boxの音楽も、歌詞も変遷が大きいから、「同じ気持ちで歌う」なんて、無理だとは思ってた。だからこそ、最近の波多野さんは10年後、20年後目掛けて作品を作ってる、みたいなことも言ってたり。
思ったこととか。
あと、本の話の続きにもなるけど、「ほぼ日刊イトイ新聞」編集の「岩田さん」という本も読んでいて。任天堂の元社長、岩田聡さんの言葉をまとめた本。
「人に喜んでもらえると、すごく嬉しい」って言うのがずっと繋がっていて、「よくそんなに嬉しくなれるなー」と思ってしまった。一方で、「自分が心から嬉しくなれる時ってなんだろう?」と考えたり。
そんな感じの8月。札幌は既に寒い。秋。
それでは!