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あさから。

本の感想、音楽の話、思ったことなど。

People In The Boxの波多野裕文さんについて。

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People In The Boxの波多野さんが凄く個性的だというお話です。

目次

  波多野裕文

people in the boxブログを書いている。(最近はTumblrに移った模様)

波多野さんが基本的に書いているけど、更新頻度は不定期。

多分、人が何かを書く時、実際に話すとき以上に言葉を選ぶ。考えて話すとき、自分の中の微妙な感覚と、表現されたことの微妙な違いを気にする。


その結果、段々とおかしな風になっていく。おかしな風に、というだけで、おかしくはない。ただ、表現された結果がおかしな風に見えるというだけで。


それを踏まえた上で、波多野さんの文章はとてもおかしな風に見える。

以前、ライブ会場で3メートル程前方に波多野さんを見たけど、それまでの波多野さんのイメージと実際の波多野さんがあまりに同じで、むしろ驚かなかった。当たり前のような感じがした。


多分、この人はこういうことを言うのだろうなあと思ったら、そんな感じの事を言ってライブ会場が静かになったり。


 才能と曲作り

 面白い人は、面白いことを考えている。才能のある人は、それを減衰させずに表現できる。だから、一般的に言われる天才と言うのは、発想がまずあった上で、減衰させずに表現できるという才能、あるいは技術を持っている人だと思う。

 ピープルが面白いのは、曲を作る時にセッションして作る事が多いという事。前のアルバムは違ったけれど。

 恐らく、ある程度の進行とかは作ってきているのかもしれないけど、丸々曲を作ってそれを元に、と言うことは無いらしい。


 ボーカルが作詞作曲のバンドの場合、最低でもコード進行とメロディまで、最大では本当に完成されたデモまでボーカルが作ってくる。

 それは、バンドによって変わるからどれが良い悪いは無いけど、ボーカルが圧倒的に才能のある人であれば、後者でも良いだろうし、ギターとかベース、ドラムが基本的な構成をより良く増幅できるのなら前者の方が良い。

 セッションして作る場合、舵切りをどうするのか、と言うのが問題になる。そして、全員の技量が伴わないと結果的に全部の要素がマイナスになってしまうこともあり得る。

最終的にメロディを乗せていく波多野さんがしっかりと舵を切ってはいるのだろうけ

ど、ピープルは3人の力が上手く合わさって曲を作っているのだと思うから、それは凄い事だ。

 

 分からないこと、感じること

 波多野さんは時々よく分からない事を書いている。正確に言うと、本人以外にはしっくりこない表現。

 少し話が逸れるのだけど、弐瓶勉先生の漫画(バイオメガなんか特に)を読んだ時に、説明を省いているせいで、初見で置き去りにされた。だけど、面白い。

 何故面白いのかと言うと、弐瓶先生自身は(多分)描きながら「これちょーおもしろい!」と思っているから。こちらは、受け取り方が分からなかっただけで、弐瓶先生と同じ感覚になれば面白く感じられる。

 ピープルの歌詞も、曲の構成も、近いジャンルの音楽を聞かずにいきなり聴いたら???となると思う。歌詞に関しては、近い物が思い浮かばないけれど。

 ただ、分からないことと良い悪いは関係なくて、何かのきっかけで分かる様になったら凄く良いと思えるようになるかもしれない。

 波多野さんの歌詞も、そう言うものだと思う。多分、はっきりと理解出来る人は居ないと思うし、本人ですら言葉で説明するのは難しいんじゃないかと思う。音と合わせて、初めてわかるフレーズなんかも多い。

 「分からなくて良いから、暫く感じてみて。その内分かるかもしれないから」と言われているような気がする。1から10まで説明するようなことが増えた中で、その態度を貫き通すのは大変だろうけど、面白いから続けてほしい。