「惑星のかぞえかた」の紹介。 透明感と力強さ、久しぶりに凄い声を聴いた。
惑星のかぞえかた、と言うユニットの紹介です。とにかく、ボーカル石坂智子さんの声が凄い。
惑星のかぞえかた
石坂智子(Vo,Gt)と宮里啓吾(Gt)さんの2人に寄るユニット。二人のギターのアンサンブルと、石坂さんの声と歌詞で描かれる世界観が美しい。特に、石坂さんの声の魅力が半端じゃない。
よく、「透明感のある声」と言う表現が使われる事がある。自分の好きなボーカリストは、そういう感じが多い気がする。例えば、スピッツの草野さんとか、ピープルの波多野さん、空気公団の山崎さん等々。
そういう声のボーカリストって、「力強さ」からは離れていることが多い。力強くなろうとすると、声がはっきりして透明感が無くなってくる。
しかし、この石坂智子さんと言う方の声、何処までも透明で、力強い。久しぶりに「すごい声の人いるな」と思った。
オリジナル曲では一番好きな、「杞憂」と言う曲。是非、聴いてほしい。最初、透明感のあるフワフワとした世界観から、後半どんどん強くなっていく。
ちなみに、ユニット名の由来は結構雑談の中から生まれたらしい。
公園喫茶、と言うサイトでインタビューが掲載されていたので、気になる方はそちらを読まれると楽しいと思います。
曲紹介
こちらはカバー曲。Judee SillのCrayon Angelsと言う曲。この曲も凄く良い。音源化はされていないみたいだけど、レパートリーの一つみたい。聴いてて落ち着く1曲。
午前中の時間割と言う曲。この曲は、アルバム「朝を待つ」に収録。途中の口笛も素敵。この曲もゆったりしていて、静かな陽の光の中にいるみたい。
「飛翔」と言う曲。ギターボーカルとギターの2人のアンサンブルで、こんな綺麗な世界が作れるんだなあと、どの曲を聴いても驚く。ボーカルの透明感と力強さを自由に行き来する感じが凄い。
世界観
この映像を見ていて、凄く空気公団に通ずる所を感じた。陽だまりの中にいるような感じ。そこにある風景を大切にしている感じ。色々調べてみたら、石坂さんは朗読もやっているらしい。
身をかくせるように
陽を裏返す ぬるい朝に
光を抱き 温めるからだ
夢を見る 微睡みの中
(惑星のかぞえかた - 午前中の時間割)
この前、アルバム「朝を待つ」を買った。歌詞カードを見てると、全編詩としても読めそうな言葉が並んでいる。
空気公団の歌詞が、日常の風景を切り取って言葉にしているとすれば、こちらはもう少し遠い所や深い所にある想いを描いている感じ。
Youtubeに教室で演奏してるライブ映像が多いのだけど、それも良い空気感を出してるなあと思う。
この番組で、元同級生のドラマーの方がインタビューしてるけど、凄い良い雰囲気。楽しそう。
このライブ映像が、その会場でやってたものみたい。映像だけで凄い綺麗。光の感じも、後ろの黒板も、焦点が合わずにぼやけてるのも。
おわりに
そんな感じの惑星のかぞえかた、ライブ映像が沢山あったのでまず聴いてみると幸せな気分になれると思います。
CDは「朝を待つ」しか聴いてないですが、ライブのギター2本+ボーカルと違って、色んな楽器が入ってて面白い。でも、何となくライブ映えするユニットだなあ、と思いました。いつか聴いてみたい。
あと、関係無いですが、関連動画で見てたタテジマヨーコさんが、この前テレビに出ていて、ちょっとビックリしました。変な人だった。「一人で外に出れない」と言っていて、ああ、だから「お外は辛いよ」なんだ、と一人納得したり。
それでは!