あさから。

本の感想、音楽の話、思ったことなど。

「橋本絵莉子波多野裕文」のアルバム「橋本絵莉子波多野裕文」の感想。

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タイトルが長くなりました。感想です。

目次

 

橋本絵莉子波多野裕文

 4月に発表された時に一つ記事を書いたのだけど、その続きと言うか、答え合わせ的な記事です。4月に書いた時は、MV「トークトーク」が公開されたばかりで、ほぼそれの感想とか、ドメインがヤバイおじさんな事とかについて書いてた記憶が。その後、MV「飛翔」も発表。アルバムもリリース。時が流れるのは速い。

CD

 割とどうでも良いのだけど、CDの手触りが凄い良いです。良い感触。表面のアーティスト名と、裏面の曲名の所が微妙に凸ってなってて良い。

インタビュー

www.cinra.net この、CINRAのインタビュー記事がとても面白かったです。興味ある方は是非。特に、「歌詞を送ると曲が返ってくる」と言う所がツボでした。波多野さん、ソロの曲書いたり、ピープルの方の新曲も作ってたと思うけど、更にこっちでも書いてた模様。MCで「幾らでも曲が書ける」みたいなことを言ってたけど、確かにそうらしい。

 あと、波多野さんが「えっちゃんが棟梁で、自分は職人」みたいな事を言っているのだけど、通して聴くとそれが凄く良く分かる。ピープルらしさもチャットらしさも無くて、「橋本絵莉子の歌詞の世界を、波多野裕文が曲で再現した」って言う、不思議な世界観が通して繋がってる。

 それで、多分だけど「曲」よりも「歌詞」の方に耳が行くと思う。それも含めて、橋本さんの方が棟梁なのかなと。

曲の感想

1.作り方

 木琴とアコギのシンプルな演奏の上に、ラフな感じのコーラスが乗っている曲。この曲だけ英詞。「作り方」と言う曲は、橋本波多野コンビでの曲の作り方の方向性が決まって、そのままのタイトルを付けたとか。

 楽器もコーラスも、せーのっで合わせた様な感じで、良い意味でラフで、暖かい。

2.飛翔

www.youtube.com 「やばいおじさん」が登場する曲。この曲もそうなんだけど、アルバムを通して聴いた時に、曲より歌詞の方に惹かれた。あまりチャットモンチー聴いてなくて、ピープルファンの自分としてはかなり意外なことだった。

 橋本さんの書く歌詞には、独特の面白さと暖かさと、空気の匂いみたいなのがあって、「小さいジャスコに行きたい ショッカーの居場所もないステージ」とか、「もうすぐ市道になる予定」とか、聴いてて惹きこまれる。

3.幸男

 波多野さんボーカルの曲。アルバムの中で好きな曲を2つ選べと言われたら、この曲と「アメリカンヴィンテージ」です。4つなら、それに「トークトーク」と「臨時ダイヤ」が加わります。

 この曲も歌詞が良い。歌詞カードで見ると分かりやすいけど、小さい頃の僕と今の僕を対比させた内容。「僕は幸せ者」って言うフレーズの意味が、今と昔で違ってくる。歌詞のフォントもちょっと違う?のかな。パッと見、右左が微妙に違うような。

4.ノウハウ

 ピアノとボーカルだけのシンプルな構成の曲。ほぼ唯一、ちょっとピープルっぽいと思った曲。ピアノのリフの不思議な感じが。夏にリリースされたからか、どの曲を聴いても夏のイメージがする。

5.トークトーク

www.youtube.com 最初に公開されたMV。アルバムの中では唯一、作詞・作曲波多野裕文の曲。やっぱり、途中のギターのロングトーンが耳に残る。

6.流行語大賞

 作詞:波多野裕文、作曲:橋本絵莉子の曲。耳を澄ましてると色んな音が鳴っていて楽しいです。この曲以外は全部波多野さんの作曲だけど、ちゃんとアルバムに馴染んでる。

7.アメリカンヴィンテージ

 ツインボーカルで、良い曲です。ただ、歌詞がどういう意味なのかよく分からないまま聴いてます。一つ一つのフレーズはすごい好きなんだけど、ピープルとはまた違った分からなさが。

8.君サイドから

 歌詞に合わせて、歌詞カードも藤色になってる。あまりコメントが思い浮かばない。

9.臨時ダイヤ

  出だしからロックなサウンド。この曲を聴いて思ったのは、「これも先に歌詞あったの?」ということ。リンリンリンジダイヤイヤって言う、口ずさみたくなるフレーズが出てくるのだけど、聴いててサビのメロディと、リンリンリンジダイヤの語呂は、一緒じゃないと出て来なそうな感じがした。

 もう、聴く前には戻れないから、聴いてない人は是非歌詞を見て、どんな曲か想像してから聴いてほしいと思った。

 「リンリンリンジダイヤイヤ しんしん信じられないない」

 のフレーズに、どんなメロディが乗るのか、1分位考えてから聴いてみてほしい。多分、聴き終わった後自分で考えたメロディを思い出せないと思う。「そりゃ、リンリンリンジダイヤってフレーズなら、このメロディだよね」ってくらい、しっくりくるメロディになってるので。

 まとめ

 波多野さんが一歩下がってるユニットだけど、作曲・編曲の所に波多野裕文がいるとこんなに心強いのか、って言うのを凄く思った。歌詞を送ったら、自分では思いつかない正解が返ってくる。良いなあそのシステム。なんかイメージとしては、すっごいアイディアに溢れてる女社長と、実務担当の超優秀な部下みたいな、そんな感じ。多分、ピープルファンなら聴き終わった後で、「超心強え・・・」ってなると思うんです。

 ピープルもチャットモンチーも全然知らない人でも、と言うかその方が先入観なしに聴けて良い気がする。暖かいアルバムです。

 ちなみに、お店で「橋本絵莉子波多野裕文のCDって置いてますか?」って聴く時に少し恥ずかしかったです。最終的に、チャットモンチーの棚に置いてありました。頑張れピープル。

 おまけ 波多野語録(橋本語録)

 小冊子「波多野語録」と言うのがついています。

いいですか、

はっきり言います。

僕は説得には弱いです。

  こんな感じのが、6ページ。1ページだけ、橋本語録が載ってます。これを楽しむ方法としては、まず下の動画を見ます。3回くらい。

www.youtube.com するとどうでしょう。波多野語録を読む時、完全に波多野裕文ボイスで再生されるようになります。お試しあれ。

  そんな感じの「橋本絵莉子波多野裕文」、良いアルバムです。夏に合う。ゆったりした気分になれます。お店で「ハ行」の所に無かったら、多分チャットモンチーの棚にあります。前に書いた記事も良かったらどうぞ。

asakara.hatenablog.com

  それでは。