あさから。

本の感想、音楽の話、思ったことなど。

空気公団 「君の光が消えるのを」

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 Webで公開中の短編映画「サポステ」の主題歌を空気公団が書き下ろしたらしいです。
 主題歌抜きにしても良い作品なので、見てない方は是非。

目次

  •  サポステ
    •  サポステと短編映画
  •  「君の光が消えるのを」
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空気公団の描く小さな幸せが好きなんだ、と言う話。

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 最近、以前ほど音楽を聴いていない。環境音楽だったり、自然に流れている音を聴いていたりする。
 時々、激しかったり不思議な感じのものを聴いては、最終的にやっぱり空気公団が良い、となる。

 どうして空気公団が好きなのだろうと考えて、何となく、小さな幸せの描き方が好きなのではないかと思った。
 そんな感じの話。 
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  •  LIVE春愁秋思
  •  おくりもの
  •  宮下奈都さんの目線
  •  小さなこと

「君の名は。」と物語の可能性

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 昨日の続き。
 音楽が大量消費される時代に、もっと観客が体感出来る事を増やしていくのも一つの可能性だと思う。
 一方で、もっと「音楽を聴く」ことに重点を置いた方向に進めないかと考える。
 
 RADWIMPSと映画「君の名は。」が前代未聞な事と、音楽と物語にはもっと可能性があるのでは、と言う話。

 

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王城夕紀 「マレ・サカチのたったひとつの贈物」感想。 これは希望の物語だ。

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王城夕紀先生の「マレ・サカチのたったひとつの贈物」という小説を読みました。

「青の数学」より前に書かれているものだけど、青の数学以上に「これを書かなきゃ」って言う意志を感じる。

人には、特に創作者には、「誰が何と言おうがこれを書かないと、作らないと、描かないといけない」って感じる瞬間があると思う。それは、「誰かを喜ばせよう」とか、そういう次元を超えて、とにかくやらなければ先に進めないということ。何か、そう言うものを感じた。「青の数学」は、それよりはもっと面白さとか、考えている部分があって、一度ここで言いたい事を一旦吐き出せたから先へ行けたのかな、と思った。

ざっくり感想を書いていきます。

目次

  • マレ・サカチのたったひとつの贈物
    • あらすじ
    • 出会いと別れ
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