「ONCE ダブリンの街角で」音楽好きなら、きっと気に入る映画。
映画の紹介です。
いつもよりさらっと、短い記事で。
ONCE
前に、うちのバンドのギタリストから紹介されて、AmazonPrimeにもあるのでちらっと見ていたけど、この前もう一度ちゃんと観て、すごく良かった。
物語としてはミュージシャンを目指してる男性と、ピアノを弾いてる女性が出会って、数日間一緒に過ごして、別れる、っていうだけ。大雑把に言うと本当にそれだけの話なんだけど、暖かくて優しい。 あと、紹介文に「ストリートから始まるラブストーリー」って書いてて、ジャンルがロマンスになってるけど、観終わって「え、恋愛要素そんなに無いよな・・・?」って思った。
とりあえず、劇中歌のこの曲を聴いてもらえば分かる通り、音楽がとても良い。特に、このFalling Slowlyって曲が前半に少し登場して、また最後の方で流れるんだけど、最初に流れた時と2回目に流れた時で、曲の聴こえ方が変わってるのが良い。
あとは、映像。ホームビデオみたいな映像で、ドキュメンタリー映画みたいな雰囲気になっていて、それが、観てて「この人たち、本当に生きて歩いてるんだな」って思わせてくれる。澄んだ空気が、音の振動がそのまま伝わってくるような映像。
空気公団の「Live春愁秋思」ってDVDがあって、それを思い出した。余計な編集をしないで、ノイズもそのまま残して、その会場ごとの雰囲気を伝えるような映像。
こういう音楽が好きな人だったら、きっと気に入ると思う。こんな空気感を86分の物語にしたような映画。
一応、予告編もあるみたい。
ラブストーリーと言うか、出会いと別れの物語、だと思う。王城夕紀先生の小説「マレ・サカチのたったひとつの贈物」の中で、「人生よりも出会いのほうがずっと大切」って言う言葉が出てくるのだけど、それを思い出した。本当にそうだなと思う。小さい人生のあれこれなんて、一つの出会いで全部ひっくり返ってしまう。
そんな感じで、良い映画を紹介したいと思って書いてみました。銀行に融資頼みに行くところとかすごく好き。AmazonPrime登録してる人は無料で観れるので、是非。
それでは!